社会人になってからがむしゃらに働いていました。
30代になって仕事には慣れましたが、いつの間にか出会いがないことに気づきました。周りの友達はほとんど結婚をしているか、相手がいる人が多く、合コンなどにも誘われなくなったからです。
社内で出会いを探そうにも適齢期の人は見つかりませんでした。そんなとき、久々に会った友人にその話をすると、その友人は恋活サイトで出会った人と付き合っていると打ち明けてくれたのです。
意外すぎて驚きましたが、恋活サイトに馴染みがなかった私は本当に出会えるのかまだ半信半疑でした。そうすると、友人は彼女をその場に呼び出して、2人から話を聞かせてくれました。
友人の彼女も出会いがなくて、恋活サイトに登録したということでした。実際に出会った2人を見たら、自分にもチャンスがあるかもしれないと思い、そこですぐに友人たちが出会った恋活サイトを教えてもらいました。
帰宅してすぐに登録手続きをしたのが、リクルートのグループ会社が運営するマッチブックです。
マッチブックはフェイスブックに友達が10人以上いないと登録できない仕様になっていて、本人確認の書類も用意する必要がありました。私はビジネスでフェイスブックを使っていたので友達は10人以上いて、本人確認も問題はなかったのですぐに使えるようになりました。
いつもはサイトの使い心地に慣れるまで時間がかかるのですが、マッチブックは使いやすいのも良かったです。初めは私が求める条件が少なかったので、検索しても沢山の人が見つかりすぎてしまいました。条件をもっと絞らないと人数が減らないことが分かったため、好みの条件をどんどん追加していきました。
そんな中、こちらがいいね!を押しても返ってこないことが普通だと知りました。初めはシステムがうまく理解できない点もありましたが、段々と慣れました。そうこうするうちに何人かとマッチングできたのですが、今度はなかなかメッセージのやり取りが続かない状態になってしまいました。
せっかくマッチングしたのだから全員と上手くいきたいと思ったのが、そもそもの間違いだったと今なら分かります。複数人とのメッセージを長く続けられるほどのマメさが私にはありませんでした。それから、マッチングした女性へのメッセージも段々と送らなくなってしまい、ほとんどいなくなりました。それでも続いた女性が1人だけいたのですが、その女性との間には共通の趣味がありました。
本を読むのが好きな私は、その女性が読んだ本の話に興味を持っていました。メッセージのほとんどは読んだ本の話だったかもしれません。共通の趣味があったため、初めから話題には事欠きませんでした。女性に奥手な私にしては珍しいことでしたが、積極的に話しかけ続けました。
そんな女性なら会ってみたいと思うようになったのも自然な流れだったかもしれません。その気持ちを女性に伝えてみたのですが、なかなか良い返事はもらえませんでした。実際に会って幻滅されるのが嫌だと言われましたが、そんなことにはならないからと多少強引に誘いました。
会ってみて分かったのは、話す声も好みのタイプだったことです。また、メッセージのやり取りを長く続けていたので、初めて会ったという気がしませんでした。
相手からも同じように言われたので嬉しかったです。そして、初めての出会いからすぐに付き合うことになりました。実際に会ってからの期間は短かったですが、メッセージで話し合っていたので付き合うことはスムーズに決まりました。それからは話し合っていた理想のデートを少しずつ実現していきました。
図書館デートや映画を見に行くようなデートです。出会うまでの時間が2人の恋を育て、会えない時間でお互いがお互いのことを知りたいと強く思うようになったと思います。
恋活サイトに登録するとガツガツと出会いを求めがちですが、それが出来なかった私でも良い人と出会うことができました。もちろん恋活サイトに登録していなければ、彼女との出会いはなかったでしょう。
恋活サイトを利用すれば、私のように素敵な人と出会える可能性はあると思いますので、出会いがなくて悩んでいる方は一度登録してみるのがおすすめです。
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