

トチノキの木
トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。
木はとても大きくなり高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない。木材として家具などの材料となり、巨木になるものが多いので、昔はくり抜いて臼を作るのにもよく使われた。種子は栃の実として渋抜きして食用になる。現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)などとして、地方の土産物になっている。

カツラの木
カツラ科カツラ属の落葉高木。
北海道から九州まで分布しているが、北に行くほど多く、北海道や本州中部の山地にたくさんあり、主に山間部の渓畔地に生息し、冷たく豊かな水の流れるところを好む。新緑も秋の黄葉ともに美しい。カツラは、ほぼ日本固有の樹種であり、その新緑の葉の美しさから 公園や並木でもよく見られる。葉っぱは、ハート型が特徴で、花は4月頃に咲き、葉が出る前に咲く。

ミズナラの木
ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。
どんぐりの木として親しまれ、名前はその木の中に、多量の水分を 含んでいることに由来する。 コナラやクヌギより寒冷な気候を好み、鹿児島県高隈山を南限に、北は北海道から樺太・南千島まで分布する。ミズナラの木材は、はっきりした木目と親しみやすい色が好まれて、家具や建物(たてもの)の内装(ないそう)などによく使われる。木材にあらわれる木目には、年輪(ねんりん)によるものと、年輪の中心から放射状(ほうしゃじょう)に入る組織(そしき)によるものがある。

カシワの木
ブナ目ブナ科の落葉中高木。
カシワは柏餅を巻いているあの葉っぱの木のこと。痩せた乾燥地でも生育することから、火山地帯や海岸などに群落が見られることが多く、北海道から九州までの温帯から暖帯にかけて生育。秋に枯れた葉が春までついたまま、新芽が出るまでは落葉しない。寒冷地では防風林を構成する樹種として利用されている。また、樹木を守護するという神が葉守(はもり)の神はカシワの木に宿るともいわれている。

シラカバの木
カバノキ科の植物、落葉樹の一種。
北海道・岐阜県以東の本州に分布する落葉高木。樹皮は白く、シラカンバ(白樺)の由来となっている。別名、シラカバ。日本の高原を代表する木の一つ。主に、長野県や北海道に多い。春、芽を吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出す。樹液は人工甘味料キシリトールの原料になり、最近は採取した樹液をそのまま利用することがブームになっている。寿命は短く、普通は80年ほどであるという。樹肌が白く美しいので歌や詩などに多く詠まれてきた。

タケカンバの木
カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹。
シラカバとよく似ているが、シラカバよりも更に高い標高1500mほどの高山帯で、北海道から本州の中部以北・四国、千島・樺太・朝鮮・中国・カムチャッカなどにに分布する。積雪と雪崩、強い風に耐えて生長したダケカンバの樹形は白樺のように優しい感じではなく荒々しく、厳しい自然に逆らうような、たくましさを感じさせる。シラカバとの区別では、雪崩の多い場所では低木状となり、樹皮が淡褐色であること、葉の支脈が8~11対と多いことなどがある。

カエデの木
カエデ科カエデ属の木の総称。
古くから栽培も行われ、園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや、最初から紫色に近い葉を持ったものもある。カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。サトウカエデから採取されるメープルシロップは、砂糖よりカロリーが低いので砂糖の代わりの甘味料として使われている。また、ヴァイオリンの裏板、側板、ネックにはカエデの木が使われて製作される。カエデを漢字で書くと「楓」は、木と風とを組合わせてできているが、この字を象徴するかのようにカエデ類は翼をもったタネは、脱落するときは翼があるので、くるくる回って落ち、うまく風に乗ると100m以上も運ばれることがあるという。

ブナの木
ブナ科ブナ属の落葉広葉樹。
ブナは殺菌成分である日局クレオソートを多く含むため、大気を浄化する作用があり、呼吸器疾患などにも効果がある。日本において原生林の代表格。白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。豪雪の中で生きていける木はブナの木だけ。そのため、雪国のブナ林では背の高い木はブナだけの純林になっている。雪が多い地域ほどブナの樹肌は白くなり、日本海側のブナ林では白樺かと見間違うほどの白い樹肌をしている。ブナの樹が花を咲かせるのは約50年生になってから。実を付けるには、さらに約80年生くらいだと云われている。ブナ林は美しいだけでなく、ダムの役目を果している。50年位のブナの木でも、その葉と落ち葉に約1トンの水を蓄えるといわれている。ブナの木々は人々を洪水の災害から守り、大量の炭酸ガスも吸収してくれる。数年に一度、多量の実をつけ、これらの実はリス、鳥、熊、カモシカなどの重要な餌となる。
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