紅葉便り・花の名所案内

紅葉便りは、9月の終わりに北海道の大雪山から始まり、北から南へと桜前線とは逆に、日本列島を下り始める。絶景の山々の紅葉から、古都の都の庭園のまで幅広い紅葉が楽しめ、世界のどの国によりも美しいと言われる紅葉の感動の風景が届けられます。

気象情報会社ウェザーニューズによると「今年の見ごろ時期は“例年並み”、色づきは全国的に“鮮やか”」だそうです。北海道の大通公園が10/20ごろ、東北では十和田湖畔(青森県)の見ごろ開始日が10/17ごろ、山形蔵王(山形県)が10/10ごろ、関東は元箱根(神奈川県)が11/2ごろ、高尾山(東京都)が11/15ごろ、中部では上高地(長野県)が10/15ごろ、黒部渓谷(富山県)が10/25ごろ、近畿では嵐山(京都)が11/16ごろ、宮島(広島)11/11ごろ、金刀比羅宮(香川県)11/14ごろ、九州では高千穂峡11/16ごろと予想しています。

日本各地から鮮やかな紅葉便りが届きます

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昔から愛されてきた「紅葉狩り」とは、

 四季折々の風物の中でも春の桜と並び、多くの人々から愛されるのが秋の紅葉。春の“花見”に対して紅葉を愛でることを古くから“紅葉狩り”と呼び、深まる秋を感じてきた。
 この紅葉狩りは、奈良時代や平安時代の貴族が紅葉を鑑賞しながら宴を開き、紅葉の美しさを和歌に詠んだことが由来とされる。また、平安時代には、池に舟を浮かべて紅葉を愛でながら詩歌管弦の遊びに興じていたとされ、現在でも京都の嵐山で行われる紅葉祭りで、紅葉をバックにした桂川で舟遊びを再現している。そして、紅葉狩りが庶民の間に広まったのは江戸時代からといわれ、当時、江戸での紅葉の名所は上野山内、浅草の正灯寺、品川の海晏寺などが大いに賑わったという。
 だが、紅葉狩りの風習は日本では盛んだが海外では、ほとんど行われていない。その理由は、紅葉が見られる“落葉樹”がまとまって生育する地域は世界的に見ても少なく、日本以外では、ヨーロッパの一部や北アメリカの東部など、ごく一部しかないためである。国土の7割を森林で覆われ、豊富な落葉樹が生えており、寒暖差が大きい独特の気候条件が揃った日本が最も紅葉が美しい国だといわれている。近年は、紅葉の時期が年々遅くなり、過去50年の間で平均15日もカエデの紅葉が遅れているというが、今年の紅葉の色合いに期待したい

北海道・東北の人気スポット

「北海道」
01 オンネトー.tif
北海道三大秘湖のひとつに数えられ、時間と共に刻々と色合いが変化していく湖面から“五色沼”とも呼ばれる。

オンネトーLinkIcon

「北海道」
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高さ200m前後の断崖を間近に見ることができ、岩肌を紅葉が鮮やかな彩りを見せる。

層雲峡LinkIcon

「青森県」
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十和田湖から流れる14kmの渓流。周辺にはカエデ、カツラ、ナラ、トチなどが茂り秋には見事な紅葉をつける。

奥入瀬LinkIcon

「宮城県」
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周辺にはヒトツバカエデ、ウリハダカエデ、タカノツメなどが赤く染まり、その美しさは東北随一とも言われている。

鳴子峡LinkIcon

東京都内の人気スポット

「新宿区」
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青山通りから続く約300mの黄金のトンネルは壮大かつロマンチックで石造りの絵画館が見え隠れして気分を盛り上げる。

明治神宮外苑LinkIcon

「新宿区」
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園内にはモミジ1000本、イチョウ270 本、プラタナス230 本に名木も多く、なかでも高さ20m,幹回り5.5mのケヤキなどがあり、紅葉も圧巻。

新宿御苑LinkIcon

「千代田区」
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オフィス街にありながら明治36年の開園当時に植えられたイチョウの木が123本もあり、まぶしいほどの黄金色の並木が見られる。

日比谷公園LinkIcon

「文京区」
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深紅に染まったモミジが池に映る姿もみごとだ。また、11月下旬から12月上旬まで「紅葉と大名庭園のライトアップ」も開催。

六義園LinkIcon

関東周辺の人気スポット

「栃木県」
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湖畔にはカエデ、ウルシ、ブナなどが茂り、八丁出島の先端や寺ガ崎の薬師堂付近の紅葉が美しい。

中禅寺湖LinkIcon

「神奈川県」
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紅葉は強羅の蓬莱園、強羅公園、箱根美術館などに箱根登山鉄道の出山の鉄橋付近が見どころ。

箱根LinkIcon

「群馬県」
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関東の奥入瀬と呼ばれる美しい渓谷。俳人の水原秋桜子が命名した大小11の滝もある

照葉峡LinkIcon

「埼玉県」
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岸壁を色づいた紅葉がおおう姿は圧巻。ライン下りの船に乗り、下から見上げる紅葉は格別で流れて行く景色を眺められる。

長瀞LinkIcon

西日本の人気スポット

『長野県」
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上高地の中心の河童橋は梓川にかかるつり橋。ここからは穂高連峰や明神岳などが望め、カラマツの鮮やかな紅葉が見られる。

上高地LinkIcon

「愛知県」
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住職が般若心経を唱えながらモミジを参道に植えたのが始まり。赤い待月橋を彩るように、渓谷沿いに紅葉が美しいトンネルを造る。

香嵐渓LinkIcon

「京都府」
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標高は375mだが古くから紅葉の名所。 多くの和歌にも詠まれ、平安時代から親しまれてきた名勝でもある。

嵐山LinkIcon

「長崎県」
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噴火した普賢岳も見渡せる仁田峠の展望台から見渡す山々は、まさに紅葉一色に染まる。

雲仙LinkIcon

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紅葉する葉の種類

カエデ

GA149 のコピー.JPGカエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。英語では「かえで」「もみじ」とも「メープル」と呼び、 カナダ産の「かえで」の樹液からとったものに「メープルシロップ」がある。


イチョウ

004241.jpg中国が原産で室町時代に日本に伝えられたといわれている落葉高木。成長すると巨木になるので、全国各地に巨木のイチョウが残っているが、圧倒的に東北地方にイチョウの名木が多い。独特の葉の形黄色に黄葉し、種子はぎんなんであり食べられる。和名のイチョウの語源については、葉の形がカモ(鴨)の足に似ていることから中国名でイチョウは「鴨脚」。発音が「ヤーチャオ」、「イーチャオ」と訛って「イチョウ」に転化したと言われている。

ツタ

02.jpgツタ(蔦) は、家の壁や樹木にびっしり這いつくばるブドウ科ツタ属の蔓性植物です。「つた」の名称は他の植物や岩に「つたって」伸びる性質から名づけられた。秋に実が生り、葉は鮮やかに紅葉する。

ナナカマド

Karasawa2000.JPG.jpeg海道、本州、四国、九州の山地によく見られる高木。葉は枝先に集まって着き、細長い葉は奇数羽状複葉。秋には朱色に紅葉する。

ハナミズキ

DW124 のコピー.JPG北アメリカ原産。日本における植栽は、1912年に当時の東京市からアメリカワシントンD.C.へ桜を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。漢字では「花水木」と書くが別名 「アメリカ山法師(やまぼうし)」の名もある。秋になると黄色から徐々に赤色に変わっていく。

トウカエデ 

toukaede2.JPG.jpegトウカエデは中国原産のカエデであり、漢字では唐楓。高さ20mになる落葉高木で、じょうぶで大気汚染にも強く、紅葉するので、都市の街路樹に多用される。成葉では葉の切れ込みが浅く、鋸歯が少ないか全縁になる。

ミズナラの実 

DJ147 のコピー.JPGブナ科の落葉高木で名は、材に水分が多く、燃えにくいことからきたという。実は現在は、ほとんど食用にされないが、かつては山村の重要な食料だった。また、肥大した子葉に大量のデンプンを蓄えている事から、森の動物たちにとっては秋から冬にかけての貴重な食料でもある。


紅葉する樹木

トチノキの木

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トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。木はとても大きくなり高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない。木材として家具などの材料となり、巨木になるものが多いので、昔はくり抜いて臼を作るのにもよく使われた。種子は栃の実として渋抜きして食用になる。現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)などとして、地方の土産物になっている。

カシワの木

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ナ目ブナ科の落葉中高木。柏は柏餅を巻いているあの葉っぱの木のこと。痩せた乾燥地でも生育することから、火山地帯や海岸などに群落が見られることが多く、北海道から九州までの温帯から暖帯にかけて生育。秋に枯れた葉が春までついたまま、新芽が出るまでは落葉しない。寒冷地では防風林を構成する樹種として利用されている。また、樹木を守護するという神が葉守(はもり)の神は柏の木に宿るともいわれている。




カツラの木

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カツラ科カツラ属の落葉高木。北海道から九州まで分布しているが、北に行くほど多く、北海道や本州中部の山地にたくさんあり、主に山間部の渓畔地に生息し、冷たく豊かな水の流れるところを好む。新緑も秋の黄葉ともに美しい。カツラは、ほぼ日本固有の樹種であり、その新緑の葉の美しさから 公園や並木でもよく見られる。葉っぱは、ハート型が特徴で、花は4月頃に咲き、葉が出る前に咲く。

ブナの木

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ブナ科ブナ属の落葉広葉樹。ブナは殺菌成分である日局クレオソートを多く含むため、大気を浄化する作用があり、呼吸器疾患などにも効果がある。日本において原生林の代表格。白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。豪雪の中で生きていける木はブナの木だけ。そのため、雪国のブナ林では背の高い木はブナだけの純林になっている。雪が多い地域ほどブナの樹肌は白くなり、日本海側のブナ林では白樺かと見間違うほどの白い樹肌をしている。ブナの樹が花を咲かせるのは約50年生になってから。実を付けるには、さらに約80年生くらいだと云われている。ブナ林は美しいだけでなく、ダムの役目を果している。50年位のブナの木でも、その葉と落ち葉に約1トンの水を蓄えるといわれている。ブナの木々は人々を洪水の災害から守り、大量の炭酸ガスも吸収してくれる。数年に一度、多量の実をつけ、これらの実はリス、鳥、熊、カモシカなどの重要な餌となる。

ミズナラの木

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ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。どんぐりの木として親しまれ、名前はその木の中に、多量の水分を 含んでいることに由来する。 コナラやクヌギより寒冷な気候を好み、鹿児島県高隈山を南限に、北は北海道から樺太・南千島まで分布する。ミズナラの木材は、はっきりした木目と親しみやすい色が好まれて、家具や建物(たてもの)の内装(ないそう)などによく使われる。木材にあらわれる木目には、年輪(ねんりん)によるものと、年輪の中心から放射状(ほうしゃじょう)に入る組織(そしき)によるものがある。

シラカンバの木

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温帯から亜寒帯地方に多く見られるカバノキ科の植物、落葉樹の一種。北海道・岐阜県以東の本州に分布する落葉高木。樹皮は白く、シラカンバ(白樺)の由来となっている。別名、シラカバ。日本の高原を代表する木の一つ。主に、長野県や北海道に多い。春、芽を吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出す。樹液は人工甘味料キシリトールの原料になり、最近は採取した樹液をそのまま利用することがブームになっている。寿命は短く、普通は80年ほどであるという。樹肌が白く美しいので歌や詩などに多く詠まれてきた。

タケカンバの木

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カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹。シラカバとよく似ているが、シラカバよりも更に高い標高1500mほどの高山帯で、北海道から本州の中部以北・四国、千島・樺太・朝鮮・中国・カムチャッカなどにに分布する。積雪と雪崩、強い風に耐えて生長したダケカンバの樹形は白樺のように優しい感じではなく荒々しく、厳しい自然に逆らうような、たくましさを感じさせる。シラカバとの区別では、雪崩の多い場所では低木状となり、樹皮が淡褐色であること、葉の支脈が8~11対と多いことなどがある。

カエデの木

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カエデ科カエデ属の木の総称。古くから栽培も行われ、園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや、最初から紫色に近い葉を持ったものもある。カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。サトウカエデから採取されるメープルシロップは、砂糖よりカロリーが低いので砂糖の代わりの甘味料として使われている。また、ヴァイオリンの裏板、側板、ネックにはカエデの木が使われて製作される。カエデを漢字で書くと「楓」は、木と風とを組合わせてできているが、この字を象徴するかのようにカエデ類は翼をもったタネは、脱落するときは翼があるので、くるくる回って落ち、うまく風に乗ると100m以上も運ばれることがあるという。